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[121131] 心の表情

詩人:甘味亭 真朱麻呂


頭の中にあの日想い描いていた夢は
今となればもう叶うこともない叶えられることもない夢さ
すべてはそんなふうに過ぎ去っていく
乱すものなんてこれっぽっちもないから
おしえてよ 僕が生まれたその意味を
おしえてよ 僕がまた明日また明日と繰り返してなんの意味があるというのかを
どうせいつかくたばっちまうんだから
何を手に入れたってその一瞬で目の前から消えてしまう

かけがえのない宝物なんて僕には遠すぎて
ふれることさえできない
許されないことが多すぎてたまに血迷う
いらだちを隠せずに罪もない人を傷つける
そのわがままな心を闇に葬って確かな足取りで今日もまた明日を目指してく

心の表情にそっと小さな笑顔をみせて
本当に素直になれたとしたならそれが
きっと僕が求めていた心からの笑顔さ

通り過ぎてゆくさみしさとせつなさに心は
悲しみの蒼い色に染まったまま
季節はまた次から次へと早々と変わっていく
悩み続けて一歩も歩けない僕だけをここに残したまま

なんとなく悲しかったなんとなくですぎてく
日々が嘘だとは思いたくないのさなんとなくでもいいから
いつの日か光が見えることをただ望み
それを願うだけさ
僕は次の季節の扉開けるために少し歩き出すその前にちょっとだけ振り返り昨日をみていた 名残ばかりの昨日という過去たちを見て最後のお別れの言葉 さよならを告げる日がいつかいつかと言ってるうちにこんな歳になったんだ
限りなく僕の心の中を埋めつくす表情よ
今日はいったいどんな色? どんな顔?

それだけが知りたくて ただ知りたくて聞いてみたのさ 風に何気なくなんとなく知ってそうだったからたずねてみたんだ。

2008/02/16 (Sat)
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