詩人:旅人モドキ(左利き)
壁を壊そうだとか 乗り越えようだなんて そんな無謀な話をうのみにしたってきみにどんなメリットが有るっていうの 踊らされるのもいい加減になさい闇にぽつんと残され 手探りで脱出を試みるも ずっと暗がりが立ち塞がるからってそこで諦めてしまうにはまだ早い 意外なほど近くにドアは設置してある押したり引いたりかき分けたり 思いつく限りの方法でも開かぬなら きっと向こう側の気まぐれな判断で鍵を掛けてんだ