詩人:まとりょ〜鹿
ほんっと、お前って女のクセに食い気ばっかで
男の話とか一向に出ないのなぁ〜!
お前の友達…何って云う奴だったっけ?
あぁ、そうそうリカちゃん?
あの娘、合コンとか行かない訳?
いや、別に狙ってるとかじゃねーよ。
ただ何となく、お前が合コンとかに誘われたりすんじゃねーかってさ。
友達として心配してんの。
お前が俺以外の男と会ってるとか全然聴かないしよ。
ちっとは浮いた話とかが聴いてみたいだけ…。うん。
…あ、そうそう、合コンで思い出した!
山姥っているじゃん。ほら童話の怖いババァ
…まぁ、ガングロい女のヤマンバだけどサ。
ヤマンバって、外見あんなんだけどイイ奴なのな。
よく気がつくし、実は優しかったりで…さ。
つまりはアレ…、アレだよ。
合コンで知り合ってさ、付き合う事にしたんだ…よね。
…
………
いや、女で一番仲が良い奴じゃん?……お前って。
だから一番先に教えたかったんだ……
ー…なんて嘘。ー
ーお前が違う男に
女になってんのを見たくないのに。ー
ーこの心の意味を君に
告げる事、関係壊したくなく逃げた俺。ー
ーキラリと一粒覗く
君の横顔に、本当俺たちの最後の関係を知ったんだ…ー