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[121184] わたしのゆくえ

詩人:甘味亭 真朱麻呂


もう何度もあきるくらいに問いかけたよ
自分自身に
もう何度も数えきれないくらいくり返し
問いかけたんだ

憶えてないくらいに
記憶にすらあいまいで深層心理もあやしいくらいだ

先のみえない道を歩いてゆくことは
僕にとってこわくて仕方ない
だけど歩いていくのだろう僕は立ち止まらずに生きる理由や意味さえつかめぬまま繰り返し訪れてははやりのように一時的なにぎわいみせて去っていくはかなさに 積み重ねていけば答みえるかな…終わりのない積み木を積んでゆく今日も

わたしのゆくえは
わたししか知らないのか
わたしすら知らない
わたしすら知らないのに
わたしすらわからない
わたしには知るすべさえない
何度この先積み重ねきりもなく行き着く先などみえてるのに人はなぜかその場所にたどり着くまでは幸せでいたい
だれよりも欲望に忠実でいたいと時おり血迷いながら生きる
すべやらしさっていう自分にいちばんふさわしい居場所を心に求め広いせかいをさまよい ふにあいなものすべて捨ててゆく
今日を生きる意味と理由を今日もなんとかつかむため四苦八苦さ
休んでるいとまもないくらいに日々は早々と足取りも軽く時間は季節をつれて過ぎ去ってゆきまた同じ場所にいざない
何度も何度も行ったり来たりの旅 はじまりの季節にもどす
いつしかそして終わりへとさそわれて
おしまいになる悲しいくらいふしぎな物語の中を読み進めるように生きる

わたしの正体も
このせかいでずっと明日また明日と生きていく答も出ぬままに生きていく それすら わたしにはわからず わたしにはとどかず ただ迷い悩み繰り返しため息をもらし ふっと息をつき 予測もできないことにおびえながらも果てしない青空に手を伸ばすことさえできない小さなわたしはこの指先すらとどかないからときどき涙隠せず悲しみにおぼれる泣き伏せてしまうのさ。

2008/02/17 (Sun)
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