詩人:どるとる
だれも僕だけの力でここまで歩いてこれたとは思わないさ
ただ、言いたいことは全部言いたいだけだ
僕だってちゃんと日々生きてるんだ
生きるだけそれだけで結構辛いもんだ
子供の時はいいけど
大人は辛いもんだ
大人になってはじめて思いました
大人の辛さ
大人の大変さ
金を稼ぐことの難しさ
それに伴う様々な障害やアクシデント
大人になればなるほど人はさみしくなる
大人になればなるほど人は無口になる
大人になればなるほど人は折れ曲がる
大人になればなるほど人は優しくなる
弱い僕には誰かを愛すなんて大それたこともできないかもしれないな
だけれど自分を守ることならできそうさ
とりあえずできそうなことから
やってみよう
やっていこう
スタートを切ろう
夜明けなんて待たないで 時間になんて縛られないで
好きなときに
好きなことを
やれないのは
悲しいけど
イヤだけど
仕方ない
それが大人さ
だから僕は僕を見失わないように
せめて生きたいもんだ
優しさもぬくもりも忘れたら人では無いから
たとえ甘い人間だって言われてもいいから
誰かのために
何かできたら
誰かのために
役に立てたら
僕は幸せだな
なんて思う
僕のはじまりは
朝も来ないうちから
夜明けよりずっと早く始まっている
強くいること
負けないこと
歩き続けること
大切なこと
抱きしめたら
行こう
行こう
つまらない
ど下手な口笛さえ
旅立ちの唄になるよ
さあ 行こう
心の傷もかさぶたになって痛みは消え
昔話と笑い飛ばして
僕はここから
歩き出すのだ。