詩人:大示
壊れていく恐怖に追いたてられて七転八倒した自我はまるで醜いメタモルフォーゼ見知らぬ誰かと向き合う度に姿を変えては舌を出す忍び笑いも限界を超えれば毒になり身体中に染み渡る今はお気に入りの、この形もいずれは捨て去る時が来るそれまでは不定形な自我を弄んでいようか