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詩人:山崎 登重雄
君をさらってこの世の果てまで
誰にも渡したくなかったから
僕は正しい
君がついて来たから
君は僕のこの世の果て
二人でいるこの瞬間がこの世の果て
誰にも邪魔をされずに
君の中を 僕の中を
手をつないでお散歩しましょう
鏡のように 翼のように
同じ時間を漂いましょう
お湯を注いで 君を浸して
おしゃべりしながらお茶にしましょう
ふたつのピースくるくる溶けて
この世の果てで踊りましょう
ぶらり ぶらり
ゆらり ゆらり
くちづけて うるおして
くるり くるくる この世の果てで
きらり きらきら 夢の間に間に