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詩人:いもけんぴ佐藤ロビンソン
ボクが今まで吐いた幾つもの嘘
キミはボクよりも正確に
数えているだろう
明るい日差し 反射して笑う姿が
いつもより綺麗に見えて
思わず 目をそらした
泣いているように見えたんだ
誰よりもそばにいるからわかる
キミが涙を流すなら それは
ボクのせいだから
神様みたいな笑顔を
消してしまいたくはないと思った
キミのために今日もボクは
虚しい嘘を吐き続ける
何度目だろう 訪れようとする冬に
いっそ忘れてくれたらなって
卑怯なセリフ飲み込んだ
何も聞かないでいてくれる
キミの優しさが何よりも痛いよ
どうしてこの想い
届けられなかったんだろう
神様みたいな笑顔が
消えてしまうくらいなら
真実さえも覆すと
ボクは 神に誓ったんだ
本当はキミは気づいてる
ボクの存在自体が嘘だってことに
それでもボクの帰りをずっと
待っていてくれる
キミの前でなら本当の涙を流せそうだ
たとえ姿が変わっても
ボクはキミを守り続けるから
もう 何も考えなくていいよ
キミはただボクを信じて
ただ 笑っていて