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詩人:詩奈
チャイムと友に始まり
チャイムと友に終わった
夕日が作り出すスポットライト
心でこだまする笑い声は普通の1日で生まれた
あやふやな景色と確実な想い
それは
気づかぬ内に手にし
気づかぬ内に大切なものとなる
振り返ったときには
もう既に過去で
ただ懐かしみ
同時に少し寂しさも感じる
歩き慣れた道
見慣れた風景が流れる
凍った道路と
雪の溶けた少し土混じりの水溜まりをこえて
僕等新しい道歩き出す
春の日差しと絵に描いたような青空
ピンクに彩られた並木道
諦めとか妥協なんて言葉
知らずに歩いた僕等は
もういない