詩人:悲
君わ泣いてるの?
雨がふってて分からないよ
手のばしたら
届く距離にいるのに
やたら遠く感じる
君と僕の心の距離が現れたんだ
雨というモザイクを借りて
僕も泣くことにしよ
家を水浸しにしたくないから
雨ってこんな冷たかったのかな
風ってこんなに
気持ちよかったかな
君ってこんなに大事だったのかな
大切な物って
大切すぎるから側にある時は
その大きさを知らないんだ
つまり
大切な物って
失わないと気づかないんだよ
笑って
君に伝えても
雨の音でかき消される
抱きしめよう
出した答えはあまりにも幼くて
なんの役にもたたない
だけど抱きしめた
笑ってほしくて
眩しい日差し
久しぶりってな感じの顔をしてる太陽が
やたらムカついた
僕の心の曇りも晴れたよ………
君が笑ったから