詩人:中村真生子
雪の夕べ海辺の家に灯がともる。そこだけふわりとオレンジ色に。雪の夕べ海辺の家に灯がともる。いつも同じ灯だけれどなんだか今日は懐かしく。雪の夕べもうすっかり辺りは暗く。そこだけぽつりとオレンジ色に。雪の夕べ海辺の家に灯がともる。忘れじの思い出のように。