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詩人:瑳紗
どんなに傷ついても
嫌いにはなれなかった
広がった距離間は
私をよけいに寂しくさせる
離れれば離れるだけ
あなたのことばかり
涙に濡れた羽では
空を飛ぶことはできない
宛のない道を
ただひたすら歩き続ける
暖かな日差しや澄み切った空も
私にはまぶしすぎるよ
愛されるより愛したい、なんて
大人になりきれない私には
まだまだ似合わない
ただのきれいごと
それでも、
そばで笑っていられるのなら
愛されなくてもかまわない
あなたに出会ってそう思えた
どんなに低空飛行でも
飛べるのなら羽ばたいていたい
あなたをそっと追いかけ続けたい
どんな嵐に襲われても
ずっとあなたを見つめているよ
この声が届かないなら
多くは望みません
どんな形でもいいから
あなたのそばにいさせてください