詩人:No-Name Doll
束縛…縛られる…時間に空間に人間に逃げ出したくて逃れたくて必死にもがくでも棘は私を離そうとせず尚も私を縛り上げその痛みに涙するも滴は虚しく地面に吸われる傷から血が流れるも闇の中で見える筈もなく籠の中の鳥は何時しか静かに瞳を閉じるの雁字搦めに縛られながら誰にも気付かれる事無く