詩人:クィルテット
僕はおバカな中学一年生。
テストで20点以上取った事なんて
今まで生きて来た中で一度もない。
そんな僕でも
今日、やっと取れたんだ。
百点を!!!!
初めてついたゼロ二つ。
大きな花丸。
よく出来ましたの文字。
どれもどれも初めてで
凄く新鮮。
嬉しくて嬉しくて
誰かに無性に自慢したくて
お母さんに言ったんだ『お母さん!僕百点取れたよ!』
ただ、僕は
一心に褒められたかっただけだったんだ。
でも、お母さんはなんて言ったと思う?
『当たり前でしょ?だってそれ小学一年生じゃない?』
…やっぱり僕は馬鹿なんだ。