詩人:あいる
君がフラットなら
ボクがシャープ
答えはない
だけど正解はあるよ
空き缶に詰め込んであった夢を蹴り上げた
はろーはろー
足りないことにも気がついてるよ
きっと歩けば棒にあたる
忘れていくことを
自慢しないで
比べることは恥ずかしいよ
初めましてさよならが
眼に情熱を浮かべるから
ボクらはインクの出なくなったペンでさえいつまでも捨てられないのさ
ボクはガソリンスタンドの匂いが大好きで
君は擦り剥いた傷口の鉄の味が大嫌いだった
おはようおやすみなさい
ボクは成分表を気にして
君はカロリーを気にした
だけどボクら吸う大気も
平等に降る酸性雨も
会う度に知らない表情で
消費期限はなかったのさ
明日には止むらしいよ
望むことが
何より大切なんだ
劣ってるとか
優れているとか
昨日は知らなかったはずさ