詩人:山崎 登重雄
教えてあげようそこは詩人の墓場さ言葉の骸を堆く積み上げて絶望と希望のスパイスにむせ返る詩人は詩歌を誇りとし詩人は詩歌を研ぎ澄まし詩人は詩歌を住処とし詩人は詩歌を投げ交わし詩で詩を洗い詩肉を喰らう詩人は詩闘自問自答ささぁ言葉を奪うがいい骸がひとつ増えようが増えまいが詩人すら見向きもしないこの世の果てさ今この喉元に突き立てられた詩牙を感謝と祝福で迎えようようこそ