詩人:甘味亭 真朱麻呂
通り過ぎる季節の中に消えていく日々
そしてまた今日もやがて少しすれば
あっという間に気がつけば遠くなって
いつか過去になってそんな風にずっと終わっていくんだね
せめることなど誰も出来やしないさ
生まれてしまったからには生まれたことの喜び感じよう
過ぎ去ってゆくこの流れ
いつかすべて飲み込んで
この僕を暗闇に突き落とす
終わりのない
果てもない
夢を幾度みて
通り過ぎてゆく日々にただ身をまかせているうち何か大切なものを見失うその前に伏し目がちなその眼差しを空に向けて
流されていくのはもうどうにも仕方ないにしても
真実の空だけはいつでも瞳のなかに映し出して
いま 新しい明日へ飛び立ってゆこう
その背中にたずさえられた隠された
翼大きく今一度開きながら 勇気を出して
幾度の物語 今日もまたその中で…笑ったり泣いたりしているけど。