詩人:あいる
どこを補えば立ったままうずくまれる?
モーターの音とボクらの手拍子のアイデンティティー
パーカーのフードと罪は背中合わせのアイツがかぶった
片目の潰れたカタツムリが空にファックしてるみたいだ
眼を逸らすホモサピエンス
まだ振り切れずにいるよ
吐息を凍らせたコピー機
射的ゲームであの子の頭に全弾当てても貰えなかった
バレエダンサーのシューズみたいな船だ
沈むことも識りながら演奏し続けるんだよ
いつも今日を泳ぎるだけで精一杯なんだ
ジーンズはよく水を吸うからね
どこを補えば左右の涙の水分量は均一になる?
ケーキもピザも取り分けるボクらのアイデンティティーに争いがなくなることはないよ
ハンドクリーム出しすぎたから君に半分あげる
悪魔と天使は同一人物
耳障りな音は自分の声だったんだ