詩人:どるとる
夢の中に沈んでも
眠れてないような
そんな気がしてさ
ちっとも安らげない
忙しくもないのになあ
急かされるように
流れていく時間の速さに戸惑いながらいつも
あれ、もう終わっちゃった
あれ、もうこんな時間ですか
まだ、終わらないのかなあ
まだ、こんなしか経ってないのかな
そんな時の中で
僕は走ったり
歩いたり
繰り返して
やっと家の布団の上でバタンキューできるんだ
そしてまた朝になって一日は繰り返される
しかるべき時の上に
降り積もる時の砂
経てば経つほど
人の一生は
重みを増していく
その圧力で押しつぶされないように
人はたまに背負ってる時間の重みを捨てに行くよ
今日も僕は時をいくつも背負いながら
よたよた 歩いてる。