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[121672] 想像の限界

詩人:甘味亭 真朱麻呂

終わりゆくものを
ただ数えている
終わってゆく今日
また加わる
遠い思い出という
悲しい過去になる

なんとなく差し出してみた手
引っこ抜いたら何かつかめたみたい
だけどそれはまだ幼い子供のいう言い訳じみたその程度の答
いつの日にか手に入れられると
思っていたことは嘘じゃ決してないけど
自分よがりな妄想におぼれている
気がつけば いつも
孤独な闇の中で泣いている 独りぼっちで悲しいのに頼る人も居ずに

約束の終わりに
死という終焉に
いつか巡り会う
今日と明日が
重なり合ってそこに見えるのが未来
つながっている証は今日まで過ごしてきた
僕の中にあるのさ
僕の中に刻まれてる
縮めるように長引くように時間は昨日と今日までそしてこれからを生きる僕の中にちゃんと足跡が残ってる だから今日とあの日を何度も重ねてみても照らし合わせても同じように涙がでちゃうのは理屈なんかじゃなくただ当たり前な記憶の中に残してきたきらめきのしるし確かな証…忘れられない懐かしい傷跡(くんしょう)さ
それは揺るぎない光を放つ足跡が残ってる証でもありそれを指し示す生の証さ
今まで 贈った君への思い その全ては
このまま想像を書けずに終わってもその行方を訪ねたり書けずに終わった想像はどこに行くのかなと気になるからって無理をして追いかけたりはしないで ただ流れ行く時の波間に揺られて素直にいつだって流されていたい 心地よい風が頬をなでるから
おそれるものなんて
気付かなくてもないのさ 胸には少しも
汚れやわだかまりやじゃまなものはないから遮る壁もいつの間にか消えてるだろう
きっときっときっと そうなんだろう
あれだけ悩みに悩んだ末の答がこんな形で終わったり出せなままいで終わるなんてイヤだけど
仕方ない それが自然の決めた運命という寿命 いわば摂理どんなに残りの想像

2008/02/25 (Mon)
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