詩人:もとり
誰も本当に愛してくれなかった誰も本当に大切にしてくれなかった辛かった悲しかったでもそれよりもね愛される喜びを知って大切にされる幸せを知って叶わない事の方が何倍も辛かった知らなければ執着する事はなく澱んだ底の中からただ漠然とした幸せを羨望するだけで済んだのに手が届きそうで届かないもう知らなかった頃には戻れない