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詩人:さきネコ
リズム
リズム
リズム
さっぱり地に足着いてない
煮えたぎる僕の中の想いの炎は
遥か虚空を目指して 螺旋に昇る
餓えた独学の愛は 刹那に
揺れ惑う姿 その背に ペテン師の泥
あれから夕凪は 嘘のように消えた
せめてもの慰めに 舐めた一滴の本物
アクセル
アクセル
アクセル
もう僕を止めないで
もう僕を止めないで
落っことしてきたことにも気付かず
僕は歩いてる
何を?
それさえも忘れて
ことこと
ことこと
ことこと
吹きこぼれる 僕であるための理由を問う叫び
目指すべき場所は 知らない
ユラユラ
ユラユラ
ユラユラ
ひとり
空に
心奪われて
どうか
本物をください