詩人:甘味亭 真朱麻呂
楽しそうにうたう鼻歌もうるさい決まりの前じゃ
すぐにその鼻歌は聴くのも苦しいグチに変わるのさ
途切れ途切れの物語はいつでもなにが起こるかはわからない
切れてはまたつなげて
切れてはまたつなげてを繰り返してゆく
途中から焦り気味に継ぎ足してゆく思いもよらないシナリオ
予測不可能な物語さ
人生っていう物語は
いつでもその気まぐれな展開で僕たちを度々ビックリさせる
開いてみない限りはわからない明日の扉予告は伝えられない
ヒントさえ与えないぶっつけ本番の不安だらけの今日という一ページを開くよ
汗ばんだ両手でなにが広がっているかドキドキしながらも不安は果てしなく胸を埋め尽くし心臓を破裂させるほど脈動させ
それでも僕はゆくよ
人生街道まっしぐら
予測不可能なスリルのあるストーリーのはじまりはじまり
めでたしまで終わらないストーリーの今
はじまりはじまり。