詩人:どるとる
踏みしめるこの一歩一歩がいつか
きれいな思い出になる
一歩踏み出したら後ろには下がれない
前に進むしか僕らに道はない
アシアトは生きた証じゃないよ
だって見えないのだからなんて悲しいことつぶやいて
だけれど生きた証なんていつか何もかも無くなるから何を残しても悲しいだけさ
それでも僕はあなたにだけは覚えていてほしいんだ
いつまでも忘れないで覚えていてほしいんだ
流れ去る日々の風に吹かれながら宛もないまま
旅人の装い気取っても行く先は僕のこの足だけが知ってるから
マニュアルやコンパスなんて必要ない
自由な風のように自由に勝手気ままな旅をするんだ
向かうべき場所などいつも変わるんだ
いちいち決めてなんかられない
旅人はそうつぶやいて空を見上げた
行くべき場所はこの世界のどこにあっても見上げれば同じ空がどこからでも見える
だから悲しくない
悲しくないのさ
なんてヤセガマンする旅人はまた風に吹かれて風が吹くほう
気の向くほうへ進む
風の旅人
風から生まれ
風のように消える
そんな毎日がこのまま続いていけば幸せ
キミはどうだい?
僕とはまた違う気持ちかい?
それもまた正解だ
間違いなど無いよ
だから思ったまま
旅するがいい
この世界を
この世界を
いつか本当の風にもどる日まで
風の旅人よ
風の旅人よ
今 また 新しい
夜明け
1日の幕開け
さあ 高鳴る胸抑え
ドキドキが加速する
そんな朝に目覚めたら僕はまた歩き出すだろう
もちろん行き先なんか皆無さ。