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[13649] 斜陽

詩人:望月 ゆき

傾きはじめた太陽が
ボンネットで屈折し
ぼくを射す

さよならを言い出したのは
ぼくで
結局のところ
決めたのは きみだから
ぼくは フラれたのだろう

車は無駄に走り続け
困り果ててまつ毛は
飛んだ

刺さっていた太陽も
明日へ消えた


またね。
と言ったけど
約束じゃなかった





さいごにキス。

2004/06/12 (Sat)
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