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詩人:甘味亭 真朱麻呂
今日もまた 同じ夢の中
明日もたぶん 同じ幻の中
いつもと変わらない時間が流れ時計が回り
夕陽の景色を窓に映し夜になり月が昇る頃 僕は眠る
そして朝がくればいつものように目覚め 気が付けばあっという間日が暮れる
昨日と同じ景色を窓を通し眺めている
繰り返し繰り返し昨日といういつの日か過去になった場所で夕陽を眺め沈んでゆく
もう戻らない一度きりの今日に涙をこぼしていた
時の波に揺られながら
少しずつ僕に残された涙で湿った時の砂が落ちていって
だんだん終わりに近づいていって
僕のただひとつの命が
違えず運命に忠実に削られてゆく
消えてゆく今日
この光は一回
光ったらもう光らない 遠ざかってく
思い出や幾多もの
記憶を見送るように
絶え間なく続き繰り返す今日から明日へ
そして昨日からその先へ思い返すように振り返り ある時には一歩先の未来やそのずっと先の未来を想像してイメージ作ったりしたんだ
だけれど楽しい時はいつか
そんなイメージさえも割れるように壊れるのかなあ 願いや望みは必ずしも叶うってわけじゃないから
夢の形や未来の形が異なった形で未来にたどり着いたときに目に映ったそれが全然違う景色だとしてもそれが僕の出した結果(こたえ)で全て僕の責任 それは誰のせいにもできないさ
それを時のせいにはできないよ 全ては与えられた時間の中で夢を叶えられるのに遊んでばかりいた僕が悪いんだと受け入れて気が済んだら
それはそれとしてそんな未来だって
息苦しいのを助ける通気口や良いとこくらいはあるから それはそれだからそんな未来の中で 望んだとおりの未来とは違うにしてもそれに匹敵するくらいの幸せを見つければいい
あるだろう あるさ
通り過ぎてく 幻と夢の世界 雲の流れのたまに速く見えてる 時の流れが 一日が終わるのを速く感じてる それは何故かと涙を流す。