詩人:ならか
光を求めて 2階の窓から入ってきた セミむんずと捕まえて ぶんと窓から放り投げた もう少し優しく 逃がしてやればよかったいつだって足りないのは 少しの気遣い少しの余裕少しの優しさ次からは 両手でそっと捕まえて 上に飛ぶように 逃がしてやろう 次があるかはわからないけど 次は優しくなれるはず