詩人:どるとる
なぜ僕らはこの世界に生まれたんだろう
親がいて先祖がいて
そしてはるかずっと前の地球には僕が今いる理由の起源が生きていた
猿みたいなころもあれば魚みたいなころもあっただろう
そしてそれは
僕らは地球という小さな謎めいた球体の中でこれからどんな進化を遂げていく?
神様にまるで飼われてるようなそんな生活の中
だとしたら僕らは限りなく神様の従順なペット
餌だといって与えられたこのきらめく欲望の塊 金 金 金
そしてその金でなにかを得てはまた金を稼ぎそしてまたその金で尽きない欲望を買いまくる
そんな立場の僕らには首輪の代わりに死という時限爆弾のタイマーがセットされている
神様は残酷なほど利口だからいつまでもいつまでも僕らを飼いつづけることはしない
飼い殺すのさ
平等な終わりを与えて
誰からとはなく順番に
人は皆
神様に知らず知らずのうちにお手をするように操られてるのかもしれない
ワンと鳴かなくても僕らは所詮
見えない神様のペット
居もしない神様のペット。