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[11164] 朝の仮想空想

詩人:アイカ

引きずり回される
朝が来るのは
大嫌い

動け

と命令されてるようで

きっと
歩かなければ
見捨てられて
しまうから

どんなに
体が軋んでも
両足を縛って
少しでも
前方へ
進まなければ

君だって
きっと
朝を怖がっていて

色づく事が
不快と感じるなら
この距離感が
夜以外の光には
ちょうどいいかもしれない

君と繋がりたいとは
もう思わないのさ
望まないのが
二人の距離と
分かったから

いつだって側にいて
仮想現実でいいから

いつだって私を見て
空想世界でいいから

2004/04/25 (Sun)
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