詩人:甘味亭 真朱麻呂
当たり前なことだと通り過ぎてしまう
それが幸せへの一歩なんだと気づかないまま チャンスをにおわす試練となる貴重な機会にも面倒でなんてふれようとさえしない 僕は
運命から見放されてると気づかないから考えてた だけど違ったんだな 僕が見落としてたり気づかないだけだったんだなと
やっと気づけた矢先の束の間
雨は強く降る 風は強く吹く
雪もすべてが 僕にきびしい
運命もそう簡単には渡さないか チャンスをものにさせないかな
舞いこむすべてが僕には不利で似合わない
なだれ込む日々がまだやりにくい こんなにばかみたいに繰り返してても後にはたくさん日々の先客が今か今かと固唾をのんではるか先まで込み合いの中で待ってるしなあ
雨は人の気持ちを感じ取って察するみたいにいつも降ってるように人の目には映るらしいそしてだいたいあきらめがついて感情が収まったらやんでゆくだんだん弱くなって青空がのぞく頃にはさっきのスコールが嘘みたいにぼやけた窓も曇りをこすりさえすれば 希望がみえたのと同じように光を見たのと同じようにだんだんそれが結果につながる左右されるな気を許すなって声がする
この命いつか輝きをなくしやがて最後の最後で事切れて降り止むまでは せめて
輝きを保ち最後の最後まで光り続けて
あの頃の僕には欲がなさすぎた 全てが欲した方が勝ちなのに想像がありすぎて殺伐としすぎてばらけすぎて僕にはとてもこの先書けないらしいからおしまいにしようかこの辺で波にわざと飲み込まれてしまおうか
全てが全てに別れを告げてさよならするまでには 限りある時の意味もついでみたいにわかるかな
冥土の手みやげにでも教えてもらいたいもんだな最後の最後にくたばるときまでには 僕には無理なことが多すぎるからせめてそれだけは知りたいんだよ 最後くらいはかっこよく飾らせて決めさせてほしいからね目に映る全てが現実だと知って