詩人:あいる
遠くの看板の文字が見えないそうやってボクらあたりまえのよう有耶無耶になってく水に延命処置を施そう傷には消えない名前をつけよう空の水槽で光だけがしなって泳いでた半月みたいな口して笑ってみろってやってみたら唇の端っこが小さく切れて強がりって棚に隠してた滞納してきた涙たちを君に返したやっと少しわかったよ君は朝焼けみたいな口で呟く預けてくれてありがとう分けてくれてありがとうそうやってボクらあたりまえのように