詩人:まとりょ〜鹿
なかなかいいでしょ
このギャップ
標準装備の劣等感は
時折乱気流。
思うようにやろうと
肩に力を入れて
いざ新地に飛び込む
見事なまでの接触事故
もちろん自身にゃ
エアバック搭載で
ピュアな心は折れません。
えぇもちろん起動にゃ
膨大なコストがかかります
燃費の悪さも売りです
傷付く前に
傷付いたフリして
酒にすがったりもしますから。
なんと複雑なエアバックなんでしょ?
仲の良いヤツらは面倒くさいといいながら
なんだかんだ介抱してくれますよ。
ヤツらは多分自身より高性能なメカなんでしょうね。
アナタを搭載した日にゃきっと
心も翼も軽くなって、
ジャングルの秘境でも
着地する位ハイになるでしょう。
しかし
小学生の時
飼っていたカメが死んだ時は
三日三晩泣き明かしました。
すなわち目も当てられない位
心が折れてしまっていたのでしょう。
きっと
アナタをカメに
カメをアナタに
例えたら…なんて
アナタはカメより可愛いですが
きっとアナタをなくしたら
三日三晩じゃ足りない位、自身を責めてしまうでしょう?
だからアナタは
だからアナタと自身は
この距離感で良いのです。
すっかり自身の心には
アナタが標準装備されたように
当たり前すぎる位
アナタのみに視界良好なんです。
楽園を旅する。
目的地はまだ秘密。
標準装備のお気楽感。