詩人:どるとる
透き通った
景色の向こうに
何が見えますか?
嘘はつけないね
全てが明るみになるなら
心のバランスを保つのは思うより難しいんだ
平均台の上に乗って
まっすぐ落ちずに
渡りきるように
引かれた線を歩くのもいろんな障害がある
楽な道なんてない
どこを通ろうとも
かならず谷があり
山があるんだよ
所詮この世界は
まやかしの世界
鮮やかな今日も
明日には幻
現実だったのかもあやしいんだ
それでもまた僕は平均台の上で落ちそうで落ちない
不安定なようで安定した日々を暮らしてるんだ
はるか向こうに輝くゴールもまた幻だろう
平均台はまだまだ長い
それでも僕は進む
向かい風にあおられても根性の悪さを武器にもがいてあがいて
我が道を断固進む。