詩人:lua
はにぃはにぃ
僕の大事なはにぃ
いつまで眠っているの?
さぁ
その可愛い瞼あけておくれよ?
緑と碧の美しい瞳を
早く僕に見せておくれよ?
空はとても静かで
嗤うこともしない
こんな素敵な夜なのに
はにぃ、
君は眠ったままで
ブロンドの長い髪も
白く透き通る頬も
…ねぇ何故、
冷たく紅いの?
砕けたガラスの靴
愛しい唇からは
吐息もなく
僕の名を呼ぶ声もない
零れた筈の悲しみを
これ以上の何に例えたら
時を越えられるというの?
愛しい、はにぃ
握りしめた手を
握り返す事も出来ぬ
はにぃはにぃ、
君は最期に何を思い、
散ったのだろう?
果たしてそれは
幸せだと思えただろうか?
水面に映る僕
君との思い出を
愛しい瞳に閉じ込めて
はにぃ、はにぃ
答えておくれ
いつものように
小鳥よりも愛らしい声で
はにぃ…はにぃ…