詩人:あかつき
小さな想いは大きな愛に変わりふたりを彩る
「ずっとあなたが好きでした」
愛しさをぶつけた夏の日
身体の中でときめきが激しく瞬いた夏の日
ただ一緒にこの手を繋いでいるだけで良かったんだ
小さな想いは大きなエゴに変わりあなたを縛る
「いつもわたしを見てくれている?」
賤しさに揺らいだ冬の灯
眩しい毎日に翳りが見え隠れしだした冬の灯
ずっと一緒にこの手を繋いでいられると思っていた
恐くなる
いつの日にかあなたがいなくなること
強くなる
どこまでもあなたを繋いだ独占欲
ふたりだけの世界へあなたを閉じ込めていたい
小さな想いは大きなエゴに変わりわたしを汚す