詩人:黒い犬
ある晴れた朝蝶の大群 瑠璃色の街少年の心の闇 知った顔の大人底なしの沼 沈めてみようか恐怖の顔を 嗤って見ようかある晴れた夜蛾の大群 焔街少年の見る夢 知らん顔の大人底なしの悪夢 実現しようか引きつった顔を 砕いてみようかある晴れた朝 嗤う横顔 消えない傷