詩人:mana
ガラスで出来た部屋の中
私と貴方で向かい合う
たった数歩の距離なのに
互いが互いに届かない
ガラスの壁の向こう側
互いが互いにどう見える
ガラスで見えてるはずなのに
ホントの姿が解らない
『私では貴方に届かないのかな?』
ガラスで出来た部屋の中
同時に扉を開け放つ
交わる事はもう無いと
涙流してサヨウナラ
ガラスで出来た部屋の中
私とアナタで向かい合う
初めて会ったはずなのに
アナタに焦がれてしょうがない
ガラスの壁の真ん中に
小さな穴が開いている
同時に伸ばした手の平に
互いの温もり伝え合う
『この壁が無くなればアナタの傍に行けるかな?』
『この壁が無くなれば貴女を抱きしめられるかな?』
ガラスで出来た部屋の壁
私とアナタで壊してく
繋いだ手の平離さずに
二人で壊して言いに行く
頑張る互いにアイシテル