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[147472] ボクらの詩A

詩人:OBO



そのうち伸び始めた
ボクの背丈を無視してさ

心が未熟だ って
オマエは意地悪く笑った

似たものどうし

ボクが子供なら
オマエもいっしょ


陽と陰

ボクが陰なら
オマエもいっしょ



なんてね


勘違いですれ違った


ボクら 同じモノを
見てはいなかった

ボクら 同じとこに
立ってはいなかった



気付いたのさえ
7年遅れで

どれくらい
距離があいたのか

見失いそうなくらいに
遠くを走るオマエ
その背中を見てると
自分さえも見失いそう

少し高いはずの
この肩 並べたいのに

もう背を比べるほど
子供じゃないの



途轍もないさみしさ
口にはできなくて

無我夢中で
オマエの頭に平手打ち

カッコ悪すぎだけど
この距離縮まりはしないけど
ただただ必死で


一瞬でも
あの頃に戻りたい
っていうのも

後悔の種類の
ひとつなんだろうか


昔と同じように
叩き返すオマエ

なんだか
キラキラしてる


時間が経って
変わったんじゃない
最初から別々の道
長く歩いてきた分
ズレが大きくなっただけ


7年ぶりの平手打ち

ケンカの理由は
他のとこにあったんだ

昔は笑って見てたのに
今度はみんな
ボクを責めた

女の子に手を出したら
ダメだ って


笑ってたのは
オマエだけ



2009/09/16 (Wed)
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