詩人:遥 カズナ
誰か
しわくちゃをもっともっと
しわくちゃに押し包み
結論をまとめたなら
母ちゃんみたいに
あたりまえに
皆にしてくれ
俺は息子達が
俺ももういないあと
どうにもならない
何かのいいなりなる
そんな世代を見送ろうとしている
俺はつまらない
ひとりよがりの詩ばかり書いている
俺は尋ねたい
愛と書いて愛が伝わるか
死という文字で死の持つ影が見えるのか
翼があれば本当に飛べるのか
そのなごりで良ければ飛べなくても鳥として満足してられるか
連休明けの月曜日は死にたい気分の二日酔いの同僚を同じ気分でバックドロップしたくなる
水垂がどこまでも続く砂利道を
カンボジアの10歳の少女と性病でボロボロの母親が重い荷車を押して行く
死にたい気分なら
腐っても花か