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[165432] まっ、さお すこし、うすく みどり

詩人:阿修羅



蒼 、


蒼いんだ、視界が



そうやって、

染まっていく



教えられても

見失い続けるわたしは


いつしか 自分を

見つけてもらえなくなって



それは、


(わたしがわたしを殺したから)





蒼の底で

呼吸ができなくて

泣いている



らしい







今、せわしなく動く

人間に成れなくて


脳が思考を ずっと止めている



言葉を 紡ぐことも 難しくて



誰かと 会話したくて

そのダレカを、捜している





音、だけが

わたしをすこしだけ

満たす いま、らしい



うたい、たい

連れ出してよ ここから



甘えは いけないって

解ってるから 云わないから




手を、手を握っていて

肩を寄せていて


傍、という感覚を






と、



ダレもいない、世界で



ひたすら、願う のです







それが、叶えられなくても

大丈夫なように




ちゃんと、

諦めて

眼を開けて



世界を視る


その世界の やさしい 色を

2011/02/14 (Mon)
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