詩人:甘味亭 真朱麻呂
どれだけ時代が流れても
それでもいつになっても
変わらないものがある
それはたぶん見えないものだけど
確かに刻まれてる
この心の奥に
見えないからこそすばらしい何かが
僕をいつでも見守ってる
今僕は道の途中で
間違ってるのか 正しいのかもわからない
だけれどそれでも前に進む 正しいんだと信じながら
ふと気がつけば
不意に昔を思い出している僕がここにいるんだ ここにいたんだ
真っ青な空と
真っ白な雲が
どこまでも終わりなく果てしなく広がる
いつまでもいつまでも見ていたい
そう思うくらいに世界は美しく僕はとても
好きになったんだ
この歳になるまで気づけなかったけど
それでも気づけた
だけど大切なことはあのころから何ひとつ 変わらずに僕は今日まで知ってきたんだろう
絶え間なく時が流れてゆく
今まで何を僕は追いかけてきたんだ
ぼんやりした頭で見失ってた
幸せというベクトルに悩まされてた
たくさんありすぎてわからなくなる答
いくつもの日々の中で僕はたぶん探してた
あの雲よりも高く
飛びたいなあ
その夢を叶えたい
いつか いつか
いつの日か
僕は全てを超えたい 無謀な夢といわれてもかまわない
誰にもわからない自分だけの世界がここにあるのさ
たぶんそれは誰かにわかってもらうためにあるのじゃなく
自分の限られた時間を
誰にも縛られない
瞬間を作るためにあるのさ
いつも人に囲まれて 大人しく生活の中に収まってるがあるひとつの仮説により人間はルールに縛られないと勝手な事をし出すというらしいな
だから 僕らは
いつでもそのルールの上を怪しみながらも歩いてる
何ひとつ反論なんか出来もせずに
またひとつ歳をとり またひとつ日を追い今日も終わってく 今日もその上を歩く 宿命にも似たささやかな不動の運命の上を。