詩人:甘味亭 真朱麻呂
『自分』とはなんだろうと考えていた
本当になりたい自分について
なりたい自分はいつもあまりにも遠すぎて身勝手ななりたくないはずの自分がなりたい自分を遠ざける
たくさんの言い訳と同じぐらいの溜息を
ついてきた今までを振り返りながら
僕はあることに気付いたんだ 簡単だったんだ 思うよりずっと ずっと
いつまでもおどおどしてるから
思いもよらない未来をつれてくるんだ
一度しかない未来なのになぜか
僕は何をやってるんだろ 何をやってたんだろう
自分とはなんて
考えても答など闇にも等しい 幾千億の星の中からたったひとつの星を見つけるのと同じものだよ
真実なんていつだって不確かで不適当なものなのさ
決まった形を持たない唯一誰もわからないものかもしれない みんな みんな
探しているけれど
いつだって ドコにいたって自分を探している
その日の自分なりの色を決めたなら
自分にしかできないない事をしよう
それがたぶん本当の自分を探す手がかりさ
答はそんなヒントから見つかるもので
たぶん答は自分で作り出す元から在るものなんてない
運命を作る手順で今日も昨日と同じに教わったとおりにやるだけさ 別段決まりなどない
それだけでずい分
自分の世界も求めたものに近づき変わってこないか 消えゆく今日 時が動き出す
昨日と同じ様に 夢をみよう
様々な角度から生きています ちょうどいい自分に調節しながら
今日は今日の僕で生きるよ 同じなようで同じじゃない今日を新しい自分で生きるんだ 危ない予感 悲しみ匂わす 今日を飛び越えて今 自分を咲かそう
今までの遅れの分を取り戻して行き来する想いはひとつなる 目をつむり集められるだけの光を集め闇に放つ 輝き出す世界 ぴったり収まる在るべき場所に戻る 見え方も違うから明日はきっと何か見える 今日の僕と明日の僕が重なる瞬間に。