詩人:剛田奇作
海岸の近くの公園にいくと
タンポポが
歩道にぎっしりと咲いてた
たかがタンポポ なんて 今まで思ってて
だってタンポポじゃ
花壇だって作ってもらえないじゃない
でも
びっくりしたの
何かのカーニバルみたいにね
彼女たち
華やかで 美しかったの
今まで花なんかにじっくり見とれた事なんてなかったけど
その時は別だった
美しく
強く
笑ってたの
強い潮風に煽られて
忘れられない想い
私の理想はタンポポ
真夜中に鳴くニワトリ
雨に散る葉桜
コンビニの真上を飛ぶ
鷹のツガイに
誓うわ