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詩人:高級スプーン
真相は
マルじゃないと知った
幾つカドがあるのか
見つけたくなって
探し始めた
止まらないのは
気付かない証拠
数ある面の一つ
その上を
ぐるぐるぐるぐる
回っているだけだと
知らなければ良かったと
言いだすまで
歩き続ける
定かじゃないんだ
本当は
光が当たり
足元が輝き出した
やがて
夜が来るまで
ぼくは見ていた
世界の一面を
お互いの存在を知った
一人じゃないって
気付いた
照らせ
もっと明るく
照らせ
いつか見えなくなっても
照らせ
そうすれば分かる
照らせ
一つじゃないって
照らせ!
僕らの世界を!!