詩人:甘味亭 真朱麻呂
サヨナラは今は言わないでおこう
それは次逢うための口実や理由にするから
たとえ逢えないにしても サヨナラは言わずにまた逢おうと嘘でも言おうよ
重ね合わせた言葉に声を失う一瞬に立ち止まる時よ戻れ
君は少しおぼつかない足取りで流れゆく季節の中でなにをみていたのかな
急ぎ足で走ってばっかの毎日の中で僕は何を気づいたんだ
次の言葉は理にかないすぎて 言わない方がいいと思ったから あえて言わなかったまでさ
胸にしまい込んだこんな気持ち 星に願いを捧げよう 届いてほしいとだけ
みんなそんな事わかっているはずなのに
なぜだかいつだって欲望に染まるんだ
だけれど僕は君に伝えたいのさ 外面だけの二重人格みたいな張りぼてじゃない本当の心の内を
思うよりも大切なもの
誰よりも 何よりも
大切な人よ
僕の想いを受け止めて
この世界にあふれた涙を集めても足りないくらい
この世界には悲しみがあふれすぎたから
真っ白な寒い冬の日にみた夢 今や遠く
真っピンクに染まった春の町 並木の道
もう 涙拭いて
なんてみんな思うけど
涙に限りなんて
ないからまた拭っても
今は止まるけどまた流れる…流れる
目をつむったままもう開かない立ち止まる夕暮れ 今までの人生に間違いなんてなかったと言いなさい
僕は悲しみを拭うすべを知らない 君は知っているというのか そのすべを
終わるまで 終わっても
いつまでも わからない
答を探しながら
裕福でも 貧乏でも
関係なくみんな
探している 今日も
すべてがきれいごとのように 上手く並べられた運命なのかなあ…?まるですべてが今までの暮らしが嘘みたいに思えるのは 間違いだらけだからか 何故なんだなにもかもがすべて終わりに涙が注がれるのは悲しみのたまり場にまた今日も悲しみが1つ流れる 行き場もない孤独な僕の心に。