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詩人:ユズル
トマトの色したスープがぐつぐつといって
白いゆげがたちのぼりかおりが風に運ばれた
すべてが幸せな刺激を与えてる
そんな風景のなか
やさしく支えてときに刺激になって
見返りなんてもとめずに
純粋に ささやかに
人というものに
よきものになりたいと願う僕と
愛されたいともがいてしまう
認めて欲しいと思ってしまう
支えるから僕のこと見てくれよって
願ってしまう僕と
いつも見つめあっているんだね
鏡の中の僕 君のことは
僕がいちばん知っている
鏡の中は僕 君が僕を
いちばん知っている
この世界は
二面性で溢れすぎて
多方面に大切な思想があって
なんにも枠になんてはめられやしないよ
流れされるななんていうけど
主体性とかいうけど
枠にはめることで生まれた主体って
それを本当と呼ぶことなんて
しあわせって言うんだろうか
こどもだと笑うだろうか
この曖昧な 森と街の融合した海で
僕はまだがんばっていたいんだ
そういうおとなでいいから
本当を無理に作り出すなんてしないで
僕はこの空で探し続けていたい
豊かでありたいんだ