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甘味亭 真朱麻呂の部屋  〜 「door door door」への投 票 〜

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[123166] door door door

詩人:甘味亭 真朱麻呂

いろんなドアを開いていこう
今日は今日の開くドアを開こう
たくさんのドアの中でも開きたいドアじゃなくても
開くしかない時もあるけれど
それでも開いていこう そのドアを

目の前にあるドアを開いていこう 誰も未だ行ったことのない世界へ続くドアを 開いていこう

そしてまた僕は開くだろう
今日も明日も何年先の未来でも 同じようにドアをこうして同じように
引いたり押したりするのだろう
それは終わりのドア
それが始まりのドア
僕という始まりのドアを開いたときから
始まっていたんだ
全てが
あの日生まれたときからずっとドアを開いてきた 人生はいつでもドアの開け閉めで始まり終わる

だからドアを今日もそっと開けるんだ
小さなドアも大きなドアも同じように
ためらいなくためらうことも出来ずに
出来はしないから
それならばいっそ景気よく開けようかと力強く今日のドアを開いたんだ

誰も開かないドアに不思議な魔法をかけて そのドアの中に僕にしか開けない未来を封じ込める
永遠に僕だけにしか開けられないたった1つの夢のドアを心の中で開けるよ

心の奥で始まりがまた僕を呼んでいる
たとえいつか知らない間に終わりが来ても 僕は素直に受け止めるだけの強い心を 持てるだけの大人になった ただの大人じゃなくて

意味のある大人になれたことが素敵で
素直なまでに次のドアがなくても
もう今まで沢山開いてきたのだからと
終わるときにはきっと今はわからない
だけどそんなふうに思える僕でありたい
そんな人生でこれからもあればいいな
なっていけばいいなと心から思うんだ
今ははるかな道を眺めまた少し歩き
疲れ果てる頃には僕は再び明日のドアを開けるよ その前に少し夢の中で眠って休んだあとでそのドアを開いていこう
繰り返すドアの開け閉めその先もその次の日も ずっと。

2008/03/19 (Wed)
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