詩人:阿修羅
ほんとか嘘か
わからない
ごめんなさい を 聴いた
怒れないのには
理由があるわけで
天邪鬼、とか
そんなんではない
と思う
感情を 見ないようにしているだけ
どっちも、はきっと
ごめんなさい、よりも
あの言葉が 鮮明で
どの感情を込めて それを
吐いたのかわからないけれど
いつだってわたしが
傷ついてないか探るような瞳が
後ろ姿から感じる感覚が
前のように
繋がった感覚ではないけど
距離をとるのは
ぼやかすのは
お互いがお互いの自己防衛と
諸々を守るため
だと、わたしは思ってる
そんな、感じでしょ
どうにもならないし
どうにもできない
そんなことは、わかりきってる
知ってる、きっとお互い
むしろ、それ以下の存在かもしれない
それでも、
終わったことにするんだ
そう、望まれるなら
それだって、いつだって
僕は
その感覚を、