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望月 ゆきの部屋  〜 「108」への投 票 〜

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[13959] 108

詩人:望月 ゆき

はかりしれないほど
白いカール
次の瞬間にはもう散り散りに


退屈だから
ゲームでもしよう
三角波を数えて
せーの、で
ライド。

今ならまだ
右にも左にも
踏み出せる

生まれた瞬間
エネルギーを放出し
波頭は白く
消えゆく

いつだって
目標の一歩手前で
日が暮れて
さよなら
それがイケてるシナリオ。
そうだろ


深夜。
海の写真集を一枚めくると
はるか遠くに
108つ目の波が砕ける音を
聞いたような気がして、
窓をあける。

2004/06/19 (Sat)
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