詩人:望月 ゆき
はかりしれないほど白いカール次の瞬間にはもう散り散りに泡退屈だからゲームでもしよう三角波を数えてせーの、でライド。今ならまだ右にも左にも踏み出せる生まれた瞬間エネルギーを放出し波頭は白く消えゆくいつだって目標の一歩手前で日が暮れてさよならそれがイケてるシナリオ。そうだろ深夜。海の写真集を一枚めくるとはるか遠くに108つ目の波が砕ける音を聞いたような気がして、窓をあける。