詩人:甘味亭 真朱麻呂
次から次へと無意味なほどに生まれてくる想像
追いつかなくってあきらめてた
一言じゃ言い切れない何かがある
それは憎しみを遮って僕に抑えろという
何の役にも立たないけど ウルサいあいつよりは何倍もましだろう 気付かずにいて
さよならは着々と近づいてきた
訪れし時かな
青い空がいつもよりも青く見えた
終わりの日に
何かが変わる
変わったようでも
変わらないようで
変わったんだなあ
何も…何も
わからない その変わりようにも気付かない 元をたどれば血のつながりもない他人の集まりでしかないから みんなも
カーボン紙で写し取ったみたいに
同じ日々 今日を写し取った日々
ずっとどこまでも続く退屈の螺旋
カーボンスパイラル
カーボンスパイラル
どこまでもいつまでもあの日から今になりこうしていることは決まっていたんだな
決まっていたんだな
カーボンスパイラル
カーボンスパイラル
きっと きっと……
その答に間違いなどないさ 誤差動を起こして世界がデリートされない限りは。